小児歯科とは
小児歯科とは乳幼児期から永久歯が生え揃うまでのお子様を診療する診療科です。
小児歯科では、虫歯の治療を行うとともにお子様ごとの成長・発育に合わせたお口の管理も行っています。
つまり小児歯科は単に虫歯を治療したり、予防したりするだけではなく、お子様の顎の成長等も含めてチェックしていきます。
永久歯が生える前の乳歯の頃から顎の成長も含めてしっかりチェックしていくと、永久歯に生え変わったときの歯並びや歯の噛み合わせも良好になります。
乳歯と虫歯について
永久歯に比べると乳歯はとても柔らかいことが特徴です。
そのため乳歯は虫歯にもかかりやすく、さらに進行も早いことが特徴といえます。
「乳歯はいずれ永久歯に生え変わる」からといって乳歯にできた虫歯を放置してしまうと、その後の永久歯に悪影響が出ます。
具体的に乳歯が虫歯になると以下の理由で悪影響が出るのです。
● | しっかり噛めなくなり、顎の発達が阻害される |
● | 乳歯の虫歯を放置するとお口の中の虫歯菌が増殖するので、次に生えてくる永久歯が虫歯になりやすくなる |
など、いい影響はありません。
お子様の歯に異常が現れたら、放置せずにすぐに小児歯科を受診されることをお勧めします。
お子様の年齢(月齢)と歯の注意事項
お子様の歯は、個人差はあるものの生後半年頃までに生えはじめ、3歳までに20本の乳歯が生えそろいます。
乳歯は、お子様の身体の健康に大きく関わり、将来生え変わる永久歯の歯並びや噛み合わせ等のガイド役にもなっているのです。
▼ 生後6ヶ月頃
生後6ヶ月を過ぎると乳歯が生えはじめますので、この時から少しづつ歯磨きが必要になります。
また歯の汚れに気が付きましたら湿らせた布やガーゼなどで優しく拭き取ってあげましょう。
▼ 1歳6ヶ月~3歳頃
1歳6ヶ月になると、上下の前歯12本と奥歯4本の乳歯が生えてきます。
1歳を過ぎてからは、歯ブラシやフロスなども使って優しくケアしてください。
▼ 3歳頃
3歳になると3歳児健診があります。
歯の健診では、歯科医師が20本の乳歯が生えそろい、噛み合わせがきちんとできているか、また虫歯になりやすいかなどを確認します。
油断すると虫歯が増えてくる時期ですので、特に注意が必要です。
▼ 6歳頃
6歳頃になると、乳歯の奥歯のさらに奥に最初の永久歯が生えてきます。
この歯は一番大きく噛む力が最も強い大切な歯です。
この大切な歯も虫歯になりやすいので十分な注意が必要です。
いけだ歯科クリニックのお子様の虫歯予防
フッ素塗布
フッ素がエナメル質(歯の表面の層)にふれると、エナメル質の結晶が硬く強いものに変化し、虫歯菌に対する抵抗性が高まります。
また虫歯になりかかった部分には、フッ素が取り込まれ易く、その部分を修復する再石灰化を促し、虫歯の進行を抑えることもできます。
シーラント
シーラントとは、奥歯の溝を薄いフッ素入りのプラスチックで塞ぐ虫歯予防法です。
奥歯の溝は複雑な形をしているので、歯ブラシの毛先が入らず、そのために毎日歯磨きをしていてもむし歯になってしまうことがあります。
そこでシーラントにより奥歯の溝を塞ぐことで、奥歯の溝の虫歯を防ぐことができます。
いけだ歯科クリニックでは、お子様の歯の将来のためにしっかりとした予防処置や虫歯の早期発見・早期治療を行うとともに、お子様の不正歯列(悪い歯並び)や噛み合わせを含めたお口の健康管理を行っております。
医院概要
いけだ歯科クリニック
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